ISBN:4840227306 文庫 成田 良悟 メディアワークス 2004/07 ¥641
『ヒーハハハ!! このハッピーに呪われたゴミクズだらけの島にようこそ!また会えたね!それともハジメマシテだったりするのかな? 今日はラジオの電波に乗せて、猫と鼠のドキュメンタリーをプレゼントだ! この島に捨てられて鼠になったガキと、自分から望んでこの島の猫になった小娘の追いかけっこ! 鼠はただ逃げようとしているだけなんだけどさ! た・だ・し、この島の人間様達の心臓を食い破りながらね! さぁ、猫は果たして御主人様であるこの【島】を護れるのかな? ヒャーハハハ!』
http://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=31392063


ようやく読むことが出来た成田良悟作品です(^^;ゞ
この話は、【バウワウ!】の続きの物語となっています。
そう、舞台は日本だけど日本じゃない場所。佐渡島と新潟の間にある巨大な橋の真中に位置する人工島。造りかけで放置されて、ゴロツキとか不法入国者とかが勝手に住み着いてしまい、日本に捨てられた島、治外法権の島、ゴミの島、真・夢の島…。

物語は【バウワウ!】の主人公の一人の語り口調で始まります。こういうスタイルも成田作品の特徴ですね。
そして登場人物全員がイッちゃってる人(笑)というのも成田作品の特徴。本作品Mew mew!のヒロインの子猫ちゃん-佐原潤-も、二刀流のチェーンソーを自在に扱う心優しい多重人格者(正確には違うけどw)です。それでは"鼠"とは一体誰を指すのか。
気になった方は是非読んでみてくださいなw あ、その前にバウワウ!を読むことをお忘れなくw。

実際、成田さんの作品って、非常にアクが強くて個性的だと思います。それは文章形態であり、また、登場人物であり。
そういった作品は必ずしも万人受けする、万人にとって読みやすい作品では無いかもしれません。正直私も、読み始めるのに多少気力を必要とします(笑) しかし、一度読み始めたらもう止まらない作品、ということには多くの人が共感してくれるんじゃないかなとも思ったりします。

もうじき発売する、バウワウ!、Mew mew!の続編、がるぐる!にも期待大です☆

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Rei

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