ISBN:4829162929 文庫 田代 裕彦 富士見書房 2005/02 ¥630
これぞ富士見ミステリーと言える作品では無いでしょうか。
ストーリーはなかなか奇抜で面白かったと思います。また、主人公一人称視点で描写されているのですが、その主人公は"あっち側"の存在だと言うのも面白いですね。"あっち側"…というのは、まぁネタばれになる部分もあるので読んでのお楽しみってことで。「なぜなら<キリサキ>は……。」ですよ(’’d
全体としてもテンポ良く、非常に読みやすい作品ではあるのですが、ただ残念なことに、後半の謎解きの部分がややこしく、また理屈っぽい表現や理解に苦労する長文が読者に混乱を与えるかもしれません(’’;私自身も何度か読み直しました(苦笑)。
まぁ面白かったですよ。久しぶりに富士見ミステリーらしい作品でしたw
姉さんより大切なモノなんて何一つなかった。
ずっと一緒に。それ以上、何も望まなかった。
けれど、姉さんはいなくなった。
あの日、あの瞬間、始まったのだ。−−すべてが。
俺は、死んでいた。
最期の瞬間は憶えていないが、気付いたそこはいわゆる三途の河原、ってやつだ。
「君のようなものに進むべき道を示唆する案内人だよ」
目の前に現れた、死神のような案内人。まだやり残したことがあると言う俺に、案内人(ナビィ)は新たな身体を与える。霧崎いづみ、という女の身体を。
新しい生活。新しい身体。霧崎いづみとして生活する俺に、ある日、転機が訪れた。
クラスメイトの死。犯人は、世間を騒がす連続殺人犯<キリサキ>だと言う。
−−なぜだ。
なぜ今<キリサキ>が現れる?そいつはこの世に存在するはずがない。なぜなら<キリサキ>は……。
俺は<キリサキ>を追うが−−。
戦慄のサイキック・サスペンス!
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200412000029
http://www.kadokawa.co.jp/fujimi/mystery/search.php?pcd=200412000029
これぞ富士見ミステリーと言える作品では無いでしょうか。
ストーリーはなかなか奇抜で面白かったと思います。また、主人公一人称視点で描写されているのですが、その主人公は"あっち側"の存在だと言うのも面白いですね。"あっち側"…というのは、まぁネタばれになる部分もあるので読んでのお楽しみってことで。「なぜなら<キリサキ>は……。」ですよ(’’d
全体としてもテンポ良く、非常に読みやすい作品ではあるのですが、ただ残念なことに、後半の謎解きの部分がややこしく、また理屈っぽい表現や理解に苦労する長文が読者に混乱を与えるかもしれません(’’;私自身も何度か読み直しました(苦笑)。
まぁ面白かったですよ。久しぶりに富士見ミステリーらしい作品でしたw
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