ISBN:4829116293 文庫 あざの 耕平 富士見書 2004/07/16 ¥609
空には満月。その光を浴びて、疾風のように駆け抜ける赤い影。手には一振りの日本刀を携え、ビルからビルへ跳躍を繰り返す。ジローは失踪する。弟を取り戻すために。己の願いを叶えるために。 ―そして。敵を確認し、牙を閃かせて笑う。今の自分は、どんな相手でも滅ぼせると知っているから。特区。滅び去ったはずの吸血鬼が、人間と共存できる世界で唯一の場所。その特区で、吸血鬼・望月ジローとコタロウの兄弟と、人間・葛城ミミコが出会った時、運命は孵化へと進み始める。赤と黒に彩られた生と死、そしてそれを超越した吸血鬼の物語、ここに開幕!キミは闇の血族の伝説を目撃する!!
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200404000204

久しぶりに面白いかも?と思った富士見ファンタジア文庫作品でした。ROOM NO.1301シリーズでお馴染みの新井輝先生http://araiteru.com/を始め(笑)、至るところで高い評価を受けているのも頷けます。

個人的には最近、もっぱら電撃か角川スニーカーか富士見ミステリーしか読んでいませんでした。富士見ファンタジアに関して言えば、なんか展開が先読み出来てしまうというか、作風が似通ってる気がするというか、そのくせ空想世界観の説明がくどく感じるというか…そういう理由で少し遠ざかっていました。

でも、この『BBB』はあらゆる意味でそれを裏切ってくれました(笑)
あ、だから「あの、うそつきめ。」なんですな!(違)

まぁこれもミミコ様様かな?という気もしますが(笑)彼女が居なければ物語のテンションももっと平坦なものになっていたかもしれません。特に、彼女が血を吸われるシーンはドキドキしてみたり…(殴)

とにかく早速2巻、3巻も購入しに行こうと思います。

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Rei

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