陽炎日記 1 (1)
2005年5月22日 読書
ISBN:4063141705 コミック 木尾 士目 講談社 1998/01 ¥530
げんしけんの作者、木尾士目(きおしもく)の初単行本作品。作者自身が学生の頃などに書いた作品を集めた短編集です。その構成は「点の領域」(94年)、「陽炎日記(藤子編)」(95年)、「陽炎日記(初穂編)」(96年)となっており、作者自身、後書きでそれらを「妄想」「処女だの童貞だの」「肉体問題」と位置づけています。…この頃作者に何かそういう話題があったのでしょーかと勘ぐりたくなりますが(笑)。
作品はどれも重くどろどろとした男女間を話題にした内容です。そこにあるのは安っぽいプライドとかSEXとか男女間の駆け引きとか体裁とか建前とか…まぁそんな話です。そして特筆すべきは、"物語のエンディングが無い"という点。まぁ、陽炎日記(藤子編)はそれなりに結論出てるともいえますが。ただ、基本的にはぐだぐだになったまま終わっているような感じがします。こういう終わり方もアリなのか…アリなんだよなぁ…と色々想像が膨らんでしまうのは果たして良いことなのか、それとも微妙なところなのか。でもなかなか面白かったと思います。
キレイごとじゃすまされない、
本音で語る恋愛のカタチ。
進むか戻るか心は揺れる。
陽炎のごとく、ゆらゆらと−−。
げんしけんの作者、木尾士目(きおしもく)の初単行本作品。作者自身が学生の頃などに書いた作品を集めた短編集です。その構成は「点の領域」(94年)、「陽炎日記(藤子編)」(95年)、「陽炎日記(初穂編)」(96年)となっており、作者自身、後書きでそれらを「妄想」「処女だの童貞だの」「肉体問題」と位置づけています。…この頃作者に何かそういう話題があったのでしょーかと勘ぐりたくなりますが(笑)。
作品はどれも重くどろどろとした男女間を話題にした内容です。そこにあるのは安っぽいプライドとかSEXとか男女間の駆け引きとか体裁とか建前とか…まぁそんな話です。そして特筆すべきは、"物語のエンディングが無い"という点。まぁ、陽炎日記(藤子編)はそれなりに結論出てるともいえますが。ただ、基本的にはぐだぐだになったまま終わっているような感じがします。こういう終わり方もアリなのか…アリなんだよなぁ…と色々想像が膨らんでしまうのは果たして良いことなのか、それとも微妙なところなのか。でもなかなか面白かったと思います。
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