ISBN:4086301334 文庫 海原 零 集英社 2003/06 ¥600
人呼んで『氷上の悪夢』。減らず口プリンセス、フィギュアスケーター桜野タズサ。圧倒的な逆風の下、勝利をつかむためならば、クールを気取っちゃいられない。桜野革命発動以降、ある時はお茶目なウエイトレス。またある時は…? 史上最凶ヒロイン(幽霊付き)タズサの百花繚乱イリュージョンで、どいつもこいつも黙らせてやろーじゃないのっ! 第2回スーパーダッシュ小説新人賞、大賞受賞作!

ヤバスギ。もう号泣物ですよ。この本のおかげで本日徹夜してしまいました。だって途中で読むの止めれないし、何よりも感情移入しちゃってもう大変! 怒ったり笑ったり得意満面になったり興奮したり、そして悲しくなったり。さすが、新人賞大賞受賞作品です!!

第二巻の舞台はオリンピックです。ショートプログラムとフリープログラム。晴れて五輪出場することが出来たタズサですが、とんでもない滑走順番を引いてしまうことになります。どんなスポーツもメンタル面は避けて通れない。なのに圧倒的不利な滑走順番になってしまったタズサ。果たしてオリンピックの衝撃の結末は?!

そしてまた、オリンピックの他に、忘れてはいけないドラマが待っています。そう、実はタズサの中に憑依しているカナダ人(♂)幽霊のピートは100日で成仏してしまうのです。その100日目はなんと五輪女子フリープログラムの日。タズサにとっては忘れられない一日になるのです。

メディア、スケート協会のバッシングには読んでる私も本気で腹が立ち、タズサと一緒になって毒舌を吐き、また、言われの無い中傷には悔しくて悔しくてどうしょうもなくなりました(苦笑)

そして近づく五輪の日。それはすなわちピートとの別れの日でもあります。プレッシャー、悲哀、高揚、緊張、そういうもの全てを抱えてオリンピックに臨むタズサ。いよいよ女子フィギュアスケートが始まります。その衝撃の結末についてはこの場では触れません。

また、全てが終わって、いよいよピートとの別れも近づいてきます。タイムリミットはあと3時間、1時間、30分…刻々と時は残酷に進んでいきます。最後までクールビューティーを保とうとするタズサ。そして最後の最後にタズサの感情が爆発します。もうこの頃には号泣でした…。

1巻とこの2巻で一つのお話が終了します。
とりあえず是非この2冊をまとめて読んでみてください。

重ねて言いますが、新人賞大賞受賞作に恥じぬ作品でした。
http://dash.shueisha.co.jp/-ginban/



追記
そういや知らなかったんですが、マーガレット8月20日号で漫画化連載されたらしーですね!ま、まだ売ってるかなぁ…(汗)作画は長谷川潤さんだそーですね。こんな感じ?(ごめん、知らない(汗))
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=07139794

あと、なんと来月、10月からアニメ化とかも!
うわ、知らなかった!!スゲー!!
タズサは川澄綾子さんだとか。結構良いんじゃないですかね。第一印象としては!
http://www.ayako.gr.jp/profile.html

あとはこの辺に情報が。
http://www.sonymusic.co.jp/Animation/ginban/
http://dash.shueisha.co.jp/iitai/

アニメ化の情報、求む(*´д`)

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Rei

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