ISBN:4840232229 文庫 御堂 彰彦 メディアワークス 2005/11/10 ¥683
「同じ時 同じ場所 奪われた我が部位集えば 我復活を果たさん」
 その宣言と共に始まった呪われた儀式。昨日までは顔も知らなかった相手が、仇敵のように自分を付け狙う。生徒たちは精神を磨耗し疲れ果て次々と倒れていく。
 だが、凄惨な争いを回避するために動こうとする者たちもいた。12人の中にいるという全ての黒幕――悪魔の魂の所持者。望みがあるとすれば、その者を見つけだすしかない。だが、生徒たちの確執は最悪の方向へと転がり落ちていく。終末の午前零時には何が起きる!?
 俊英・御堂彰彦が描く、サイコ・ラビリンス、完結!!
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/new/sinkan.php#10

12DEMONS完結編です。ちなみに第一巻の感想はこちら↓
http://diarynote.jp/d/59319/20051102.html

今回は正直、すこ〜しトーンダウンだったかな?
途中までは良かった。面白かったです。
一体、誰が悪魔の魂の所持者か?誰が"嘘"をついているのか?―粗捜ししない読者なら(笑)、十分素直に楽しめると思います。が、しかし。
あくまでも個人的には…ですが、最後のエンディング、結末は、なんだかなぁ〜という気がします。良くも悪くもガラッと変わってしまうんですよね。まぁネタバレになってしまうので多くは語りませんが。
終りよければ全て良しとはよく言ったもの。そして、その逆もまた然り。繰り返しになりますが、結局は読者の好み次第かもしれません。ただ、私的にはこの結末だけは気に喰わない…です(苦笑)。

でも、よく出来たサイコ・ミステリなのは間違いないですから、気が向いた方は是非読んでみてください。あ、ミステリーなので、決して最後を先読みしてはいけません(笑)

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Rei

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