2005年小説総括

2006年1月6日
2005年小説総括
今更ながら、先日の漫画総括に引き続き、2005年の小説に関してざっとさらってみる。漫画同様、これはあくまでも個人的なものなので、2005年発売した小説に限らない。再び読み直したものあり、既刊のものを遅まきながら入手したものもあり。とにかく、2005年に読んだ小説の中でパッと思いつくものだけを挙げてみる。

ベストは『銀盤カレイドスコープ』で決定。
http://dash.shueisha.co.jp/-ginban/
(集英社スーパーダッシュ文庫)
アニメ化、漫画化と大ブレイクした一年でもありました。
最終章(巻?)出るのが楽しみでもあり、残念でもあり…。

その次は『ディバイデッド・フロント』かな。
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200302000371
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200203000747
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200404000336
(角川スニーカー文庫)
全3巻。内容は重いです。涙なくして読めません。

その後は団子状態で様々な小説が続きますが、一つの共通点としては"ツンデレ"(笑) いや、実際、ライトノベル界ではツンデレ旋風が吹き荒れました。
『ROOM NO.1301』に登場する姉・ホタルはその代表格。
http://araiteru.com/
(富士見ミステリー文庫)
作者の新井輝自身がエロ小説を豪語するこのシリーズでは、最新巻で、ホタルの今後の活躍は期待薄を感じました。かなり残念…。
他、個人的にお勧めのシリーズものとしては『半分の月がのぼる空』(電撃文庫)『憐 Ren』(角川スニーカー文庫)

どちらかというと一般受けするのは『憐 Ren』の方かな?先月発売分でめでたく最終巻を迎えましたが、未来から来たツンデレ少女が活躍するお話は、世間的にも評価が高いみたいです。
その点、『半月』はあまりにも"重い"ストーリーなので、多分涙なくしては語れないでしょう。明らかに悲しい結末、ギャルゲーではバッドエンドが想像に難くない『半月』は、好みが分かれることと思います。ただ、『半月』の作者の橋本紡さんは、本当に女の子を描かせたら天下一品です…。

バッカーノ等で御馴染みの成田良悟さんの作品では、通称"越佐大橋シリーズ"が好きです。『バウワウ!』『MewMew!』に引き続き、完結編の『がるぐる!(上)』(いずれも電撃文庫)は、個性的な登場人物勢揃いでワクワクしてきます。某ティッシもこのシリーズの某電波女がモデルだったりします(謎)
http://www2.tba.t-com.ne.jp/taoru/resistance/works/essa.htm

あとは個人的一押し作家の岩井恭平さん。『ムシウタ』『消閑の挑戦者』(両方とも角川スニーカー文庫)で現在ブレイク中ですが、重い『ムシウタ』よりは、天然天才少女が活躍する『消閑の挑戦者』が私は好きかな。でも2巻はちょっとつまらなかった。1巻ほどの迫力が無かった。そんな意味でも3巻には注目していたのですが、期待通りの面白さだったのが嬉しかったですね。
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200403000354
そのストーリー展開上、明らかに『ムシウタ』より『消閑の挑戦者』の方が執筆業が大変だろうと思うけど、今後も期待しています。

あと短編読み切り物では、『ある日爆弾がおちてきて』(電撃文庫)と『ニライカナイをさがして』(富士見ミステリー文庫)で決まり。
http://diarynote.jp/d/59319/20051105.html
http://diarynote.jp/d/59319/20051217.html
特に、ニライカナイ〜は今年最後に読んだ作品だったけど、これが今年最後の作品で良かった。2005年を締めくくるに相応しい作品だった!(笑)

ぱっと思いつく限りで。

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Rei

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