古城の最深部・中央ラボにて、ゼウスは"神の兵"ゼウス神属を誕生させた。彼らの手によりロンとティムは捕らえられ、凶刃がマルコの身体を差し貫いてしまう！ もはや誰も、ゼウスの企みを止められないのか……！？ 激動する物語の果てに、すべての謎は解かれ、戦いは決着を迎える！ 古城脱出活劇、大波瀾の最終巻！！
「カスミを救えるのは君だけだ」
「なにをぐずぐずしているんだい。
早く行ってやりなよ。
ボクらの分まで……、
彼女の事を頼んだよ、マルコ・オーエン。」
by ピーター・スティーブンス
いばらの王、最終巻です！！
実は、正直言うとこの終わり方は、どうもしっくりきません。なんとなく不完全燃焼感を覚えました。いや、悪くは無いんです。ただ、ここまでダークサイドで来たのだから、とことんダークな結末であっても良かったんじゃないだろうか…？個人的にそんな気がしました。
読んでいてなぜか『ドラゴ○ヘッド』を思い出しましたw
気がついたらわけのわからない状況、残された痕跡からは絶望以外何も見いだせない、仲間がどんどん脱落していく…そんなところから既視感を感じたのかもしれません。でも、個人的にはこの『いばらの王』の方が断然面白いです。ストーリーが非常に斬新ですし、絵も上手いです。
それだけに"大波瀾の結末"で少しだけ調子を狂わされたような感を受けてしまったのが残念です…。
6巻だけですし、興味のある方はまとめて大人買いしてみてはいかがでしょうか？w 比較的お奨めのシリーズです。
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