ISBN:4829163445 文庫 新井 輝 富士見書房 2006/03 ¥567
 健一はなんとなく迷っていた。
 目の前の少女――綾は、胸をさわってと自分に迫る。でも、電車の中でそんなことをするってのは、痴漢ってことで、もし見つかったりしたらどうなることやらだし。でも、えええい!
「あ、ん……。足がガクガクしちゃって立っていられない……」
 綾の嗚咽とも言えない、吐息に健一の脳の回路は少し薄ぼんやりと煙る。
 き、気持ちいいのかな?
 冴子がいない13階での少し味気ない日常。日奈と女の子たちが連れだってお風呂へと。そして、冴子のアルバイト先でのエピソード。少年と少女たちの空虚なため息や、嬉しさの息吹は、思い出となって積み重なっていく。
 本編では語られないエピソードを健一とその仲間たちの視点から描く。時に可笑しく、時に切ない健一の恋愛を探求する物語。短編集第二弾!
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200601000065

相変わらずぶっ飛ばしてます、新井輝(笑)
http://araiteru.com/
このヒトはエロ小説家ですかぃ?Σw

……まぁ、エロ小説家なんだろうなぁw
曜日シリーズDEARはどうなった?というのはさておき。

今回の内容
そのいち 僕と綾さんと雪辱の痴漢プレイ
そのに 僕と綾さんと身代わりの暗闇プレイ
そのさん 私と佳奈ちゃんと豪華なお風呂
そのよん 私と冴子ちゃんと趣味のお仕事

…タイトルからしてどのへんが『富士見ミステリー文庫』なのでしょう?まったく、新井輝センセの頭の中、湧いてるんじゃないでしょうか?
なんて思ってしまうわけですが(爆)。

でもところどころに本編の補足やら伏線やらが張ってありますね。綾の痴漢に対するトラウマやホタルの妊娠話、そして冴子の抱えているモノ。なるほど、ただのエロ小説ではありませんw

まぁでも実際、一番わけわかんないのは健一の想いなんですけどね。
ホタル:千夜子:冴子、彼女らへの想いの配分が知りたいところですが…。

そんな私はホタル一押し。


新井輝センセのBlogでもこのサイトが紹介されましたv
http://blog.araiteru.com/?eid=156599
実際、BBBよりROOM NO.1301の方が好きだけどナw

しょーとすとーりーず・わんのレビューは以下
http://diarynote.jp/d/59319/20050612.html


PS
新井輝というペンネームは「うそをつく【tell a lie】」に由来してるそうですネ。

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Rei

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