デュラララ!!×3

2006年10月16日 読書
ISBN:4840235163 文庫 成田 良悟 メディアワークス ¥683
「あんたは人を殺せるか?新宿で情報屋なんかやって、何人もの人間を好きなように弄んで。折原臨也、あんたは、人を殺せるのか?自分の手で、直接な。ナイフで死なない程度に刺して、お茶を濁し続けやがって。まあ、何を言っても……結局お前は誰か他人を使うんだろう?笑える程に、卑怯な奴だなお前は」
東京・池袋。そこには寂しがり屋な過去が集う。現実から逃避し続けるボス、責任を感じている女子高生、友人の想いに気づけない少年、乗っ取りを図る男、未だ情報で人を操る青年、そして漆黒のバイクを駆る"首なしライダー(デュラハン)"。
そんな彼らが過去を乗り越え、三つ巴の哀しい現実に立ち向かう――。
http://shop.mediaworks.co.jp/ds_item.php?cd=A0601600

この巻で帝人と杏里と正臣の関係が一段落します。
が、作者も後書きで言ってるようにデュラララはこれで完結ではありません(笑)一部ネット等ではデュラララ完結という噂が流れていたそうですが、作者曰く、高校生三人組を中心とした話はとりあえず一区切りと言うことで、次回四巻からは本来の主人公であるセルティと池袋の街をメインとした話に移るそうです。

さてさて。上述の三つ巴というのは、文字通り戦力・立場の三つ巴であり、また三人組も微妙な関係のことでもあります。ただし微妙な関係といっても、その辺に転がっているような陳腐な恋愛の三角関係ではありません。そこがまさに成田ワールド。登場人物全てが個性的である以上、ただの三角関係に終わるハズは無いのです(笑)

…というかホント、キャラが濃すぎて濃すぎて、本来の主人公、首なしライダー・セルティや三人組よりも、情報屋・折原臨也、黒人ロシア人・サイモン、池袋最強にして最凶・平和島静雄らの方がどうみても目立っています(笑)脇役の脇役、イカレたオタク・遊馬崎ウォーカー&狩沢絵理華や、今回初登場、岸谷新羅の父であるマッドサイエンティストな変態・岸谷森厳も自己主張激しいです(笑)

とりあえず個人的には平和島静雄の超破壊ップリに痺れる憧れるゥゥゥ!あの人外な強さに乾杯(*´д`)ノΣ

2巻
http://diarynote.jp/d/59319/20050329.html

作者の個人サイト
http://www2.tba.t-com.ne.jp/taoru/resistance/

上記成田さんのサイトからデュラララ外伝ショートストーリーが読めます。またネタバレ含む作品解説もあります。
ショート外伝:トップページ→もの→デュラララ外伝・二人は仲良し
作品解説:トップページ→管理人→『仕事部屋』→デュラララ!!

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Rei

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