扉の外

2007年3月8日 読書
ISBN:4840237174 文庫 土橋 真二郎 メディアワークス 2007/02 ¥557
修学旅行に行くはずだった千葉紀之が目を覚ましたとき、そこは密室で、しかもクラス全員が同じ場所に閉じこめられていた。訳もわからず呆然とする一行の前に、"人工知能ソフィア"を名乗る存在が現れる。そのソフィアが示したのは唯一絶対のルール―"ソフィアに従うこと"。
だが、紀之は瞬間的な嫌悪感からソフィアからの庇護と呪縛を拒否してしまう。
紀之以外のクラスメイトはその"ルール"を受け入れ、"ルール"が支配する奇妙な日常がはじまった。孤立した紀之はやがてひとつの決断を下すが……。
第13回電撃小説大賞<金賞>受賞作、登場!

要旨を読んで、え?何?それってどこのバトルロワイアル?って第一印象を受ける人は多いと思いますが、あのような野蛮な話じゃありませんのでご心配なく…(笑)

しかしこれ、続刊が出るのかどうか知りたい!
私の中では
続刊が出る→秀作!
続刊予定無し→駄作!
と大きく評価が分かれてしまいます。
全てはラストの所為で…(苦笑)

まさかあれで終わり…のハズは無いと思うのですが、その一方でああいう終わり方もアリと言えばアリかな…と。でもあれで終わっちゃダメです。確かに紀之の"精神"は落ち着くところに落ち着いた感がありますが、根本的なモノはなにも解決していない(苦笑)やはり作者は全員の、少なくとも他クラスの主要人物達、あるいは暗躍する者達、そして根本的なバックグラウンドを明らかにする義務があると思います(笑)そんな感じで、今一番続きが気になるライトノベルです。流石、金賞。

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Rei

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