時間がない?

2005年9月13日
時間がない?
時折言われるのは

「そんなに日記書いてる時間があるのに!」

なのです、はい(^^;

いや、全然日記に時間なんてかけてませんがな…。
せいぜい5分かな?文章校閲?そんなもん知らんヾ(´д`)ノ
タイピングの速さにはそこそこ自信あります。
(たまに打ち間違えるけどな…)
メイキングセンテンスの速さにもそこそこ自信あります。
(往々にして駄文だけどな…)

何かをしながら、がーッと一気に書き上げてしまうわけです。

で、"何かをしながら"ここが重要w

たかが5分。されど5分。
気分的に何かをしながら作業をしたいわけです、常に。

ちなみに今は、エデンの継続しながら、ガラスの仮面(ビデオ)を見ながら、日記をぐりぐり書いているのですが。

たまーに、ネタを持ち出すときがあります。
こーゆーの。
ミクロの世界、実物よりも小さいもの
http://photoarts.com/gallery/greig/art/imagecamera.htm

こーゆーネタは、普段、研究室でデスクワークしている最中にちょこちょこ覗いていて、面白そうなものはネタ帳に残しておくのです。そして日記を書くときに一挙公開〜(*´д`)ノ

なのでそれも大して時間を割いてることにはなりません。

強いて言うなら、本の感想、レビュー等はなるべく丁寧に書いてるつもりですが、それでも時間かけて15分という所でしょうか。そしてその間やっぱり何かを同時に並行作業しているのは相変わらず。

実際、一つのことに集中したいんですけどね?

ガラスの仮面だって、テレビの前に正座して、眼鏡の汚れを拭き取って、飲み物片手に集中して鑑賞したいのですが。

漫画本だって、誰も好き好んで二冊同時に読んだりしてるわけじゃありませんて。(読んでる姿を見た人は、きまって奇人変人扱いをする…)

ただ、なんというか、切羽詰ってるというか…。

よく考えると、時間が無いのは確かなんだけど、全く時間を取れないわけじゃないんですよね。バスケだってしてるし、旧友と会うことだってするし。

じゃあ何が足りないのか。

時間もそうなんだけど、精神的余裕が足りないというのが正解かも?

…あまり、"精神的"って言葉、使うのは好きじゃないんですけどね。
なんか、欝な人みたいで。
私自身は、欝とは対極にいる人間なのでσ(*´д`)ノ

でも、敢えて使うなら、やっぱりそういうことなのかなぁと思います。

明日、大事なテストや面接が迫っている
自分の子供がもう少しで産まれそうだ
大切な恩師が今にも死にそうな危篤状態に居る

なんか変な喩えばかりですが、上の例には一様にして"不安"とか"心配"という"負"のキーワードが感じられませんか?

なんつーか、常にそういう爆弾を抱えているよーな感じ。
だからちょっとしたことでカリカリしたり(気が短いのは生まれつきという話も…)、たまに意味不明なことを口走ったり(それは大問題だ…)、時として全裸で走り回りたくなったりします(……。)。

…ま、その辺は冗談なのですが、どーにもこーにも"ゆとり"が足りないなぁと。

そういう現実逃避というか、心の安定の為に、私にとって、小説があり、アニメがあり、漫画があり、バスケがあり…ということなのです。だから、そういうのを削って時間と余裕を作れよ!という意見も残念ながら却下です。言いたいことはわかるんですが、ある種、自分にとっての"習慣"をいきなり崩してしまうと、生活自体が乱れる恐れがあります。もっとぶっちゃけると、禁断症状が起こります。それこそ、洒落でもなんでもなく、ところかまわず奇声を発したり、不思議な踊りを踊ったりするでしょう(笑)

私の現在の状況、分かってくれとは言わないけど、少しでもイメージとして感じ取ってもらえれば嬉しいかもしれない。そんな感じ。パッパらパー☆
ISBN:4840231451 文庫 橋本 紡 メディアワークス 2005/09 ¥578
穏やかな日々が、僕と里香に訪れようとしていた。葛藤や迷い、そして苦しみを乗り越えた末にようやく掴んだ、当たり前の日常。それはなによりも大切なぬくもりだった。僕たちはこれから、肩を寄せ合って生きていくんだ。
そんなある日、僕は夏目に病院を連れ出された。向かったのは、静岡県浜松市。かつて里香が、夏目が、過ごした場所だ。そこで僕を待っていたのは――。
ちょうどそのころ、山西の下らない陰謀により、司とみゆきは大変な事態に突入していたのだった。
橋本紡&山本ケイジが贈る、大好評シリーズ第五弾!

個人的に思い入れが深い"半月"第五巻です。本来ならこの巻で完結だったらしいのですが…まぁ作者の橋本さんが色々思うところあってもう少し続けるらしいです。
…嬉しい反面、怖いです(苦笑)

このお話は、悪く言えば"病気をテーマにしたありがちな話"です。
主人公の裕一は病気で入院している。けして軽い病気ではないけど、確実に完治する病気。その裕一は病院で一人の女の子に出会う。髪の毛が長くて色が白くてとにかくめちゃくちゃ可愛い子。
でもその子は心臓の病気を患っている。…100%完治することはない病気。一生病気と向き合って生きていかなくてはならず、いつその爆弾が爆発するかもわからない。そんな病気。
この二人が次第に心を通わせ合っていく物語です。

…ちなみに里香〜その女の子の名前なんだけれど〜は、ツンデレです。……別に、だからといってプッシュしてるわけじゃないのですが(苦笑)

あぁ、でも橋本紡さんの小説に登場する女の子は、どの子もみんな生きているように魅力的だと思います。皆、個性があり、感情豊かで、思わず感情移入してしまいそうになります(笑)[バトルシップガール、リバーズ・エンド、毛布おばけと金曜日の階段etc...]

話が少し逸れましたが、嬉しい反面、怖いと言ったのは、この物語の結末は"決められている"からです。

最初は生きる意志が全然感じられなかった里香。それでも裕一と少しずつ心が通い合うようになるにつれて、"生きたい"という意思を強く抱くようになる。
しかし現実はそんなに甘くない。彼女の病気は決して治らない心臓の病気。彼女の父親も既にその病気で他界している。いつ彼女の爆弾が爆発するか分からない。そんな厳しい現実を、まだ15歳のガキ(裕一)がどこまで理解して納得して受け止めることが出来るのだろうか。

里香の母親は疲れた様子で彼に問いかけます。
「里香は長く生きられないと思います。」
「それでもいいんですか?」
「あなたはたぶんわかっていないと思います。」
「あなたが想像してるよりも、ずっとひどい目にあうことになりますよ。」 

自分の伴侶を亡くし、そして今まさに娘も亡くそうとしている彼女ならではの台詞。裕一はどういう気持ちで聞いているのでしょう?…そして裕一はなんて応えるのでしょうか…?

結論から言うと、この巻はそんなに悪い結末ではありません。
かすかな希望を未来に託してみたい、そんな気持ちにさせてくれます。正直、終わるならこれで完結しても良いと思いました。

これ以上続くなら、それはやはりそういう結末になってしまうのかな…?と不安になってしまいます。決して彼女の病気が治ることはないんです。そして確実に普通の人より長く生きられないんです。…予め、裕一も、里香も、友達も、そして読者である私も分かっているからこそ、これ以上読みたくない!そんな想いで一杯です。

重い話ですが、しっとりと、そして深い感動を味わいたい方には、お勧めしたいシリーズです。

なお、この前巻のレビューはこの辺。
http://diarynote.jp/d/59319/20050214.html

そだ、アニメ化するそーです。これも期待と不安が半々だなー。
http://www.hantsuki.com/index.html

ついでに作者のサイト。
http://home.att.ne.jp/theta/bobtail/index.html

PS:個人的には他人事じゃないので、必要以上に想い入れが…w
Rei

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