ISBN:4840234310 文庫 成田 良悟 メディアワークス 2006/05 ¥704
越後大橋シリーズ閉幕。美少女と殺人鬼(Girl&Ghoul)、戌と狗(Garuu VS Guruu)の結末はいかに──!?

『さてはて、厄介な事になったものだヨ。島を襲う連続爆破事件に、島を仕切る組織の重役達が次々と殺されるこの状況デ、島に戻ってきた二匹の犬に、再び不気味な動きを見せる小鼠達と、翻弄されるうちの猫。東と西の関係も爆発寸前というこの状況、一体どうなんだろうネ? 島は終わりに向かっているのか、それとも──。……何、別に大したことじゃあないサ。例えこの島が燃え尽きようが粉みじんに砕けようが、住人が全て死のうが、大した事じゃあなイ。それが、この島というものだろウ? 殺人鬼と少女がお互いの顔すら見ずに踊っていル──今は島の行く末よりも、このダンスの結末を楽しむとしよウ。そうだろ? 諸君』
http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3128026/s/

越佐大橋シリーズ堂々の完結編です。
今までばらばらになっていたピースがしっかりと噛み合い、これにて壮大な物語がひとまずの閉幕となります。
それにしても相変わらず、成田良悟センセの作品は登場キャラが全員個性的です。読み様によっては全ての登場キャラが主役と言えるかもしれません。
二匹の犬、猟犬と狂犬。島のヒーロー。東のボス。西の女ボス。伝説の殺人鬼。伝説の傍観者。電波女。鉄パイプ振り回す最強幼女。二つのチェーンソーを扱う二重人格女。天然ボケ迷探偵姉と姉に想いを抱く弟。いくつもの顔を持つ男…。
クライマックスの戦闘シーン、そして金島銀河の正体暴きのシーン等は鳥肌が立つほどに面白かったです。
でも一番の名シーンは伝説の殺人鬼と刃物使い少女の共闘かな…。386-387pの見開きイラストも最高でした。

短編?続編?も出るそうです。後書きにこんな風に書いてありました。
そうだ。橋に行こう。
長編は完結しました
そういった舌の根も乾かぬ内から、一つの企画が立ち上がる!
謎多き人物「ラーメン屋の竹さん」の過去が明らかに?
リーレイのわくわく昼寝日記。
青眼の探偵と刺青男の夜。
護衛部隊の不快痛快奇人伝。
潤が憧れる虹男との関係は
葛原VS鼠の王。
戌と狗、再び―。
その他、色々!

そんな感じでした(笑)
惹かれるのは潤を含めた、東の護衛部隊の話かな。。。
葛原とネジロの対決なんてなんか予想出来そうだしw
狂犬と猟犬の対決も見たいかなー。
個人的にはナズナと八雲の関係に注目したいんですけど!
そこんとこはどーですかね?w>成田良悟センセ

そんな作者、成田センセのサイトはこちら。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/taoru/resistance/

そんな作者、成田センセの作品一覧はこちら。
http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=110003932740000&;partnerid=p-akiraani00350

越佐大橋三部作、バウワウ!、Mew mew!、がるぐる!上
のうち、Mew mew!とがるぐる上の私のレビューは以下。
http://diarynote.jp/d/59319/20041114.html
http://diarynote.jp/d/59319/20051218.html

ほんと、ナズナ、かっこいいなぁ…(*´д`)
Rei

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索